DIARY

パラダイス銀河

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

#034

本来進めるべき作業から逃げてキーボードをはじいている。そのうちにうまい言い訳が浮かぶのを期待するけれど、何もかもをやめることの正当な理由はいつまでたってもやってこない。 8月31日を過ぎても終わらない宿題を抱えたまま学校へいくことになった。僕…

#033

「ねえ、だから言ったでしょう。」 「いけると思ったんだよ今度こそは。」 「毎回言ってるでしょ、時間の無駄だって。」 「五階だとダメなのかな。」 「高さの問題じゃないのよ、あなたは三十階から落っこちても死んだりしないわ。三階以降は死に対して漸近…

#032

僕が狂わないのは、狂ってしまえないのは、夜寝て朝起きるから。今日と昨日が繋がっていないから。狂った夜のぼくは次の日また繰り返すまで、始まらない。リズムに飼いならされた僕の狂気は、幻想のまま終わる。全てのしがらみと嘘っぱちを引き剥がして、残…

#031

夜歩いてコンビニまで行く途中、僕の生活はこの先にある何か理想の生活や、そこにいる自分というのを目指しているということと、今現在しかありえないということを。変えるのは今この瞬間で、操作できるのも目の前の現実だけしかない。小学生の日記みたいな…

#030

全てがわからない。あいも変わらず、全てがわからない。わからない。わからなさがそれぞれ異なる色で目の前を行ったり来たりしている。蛍光色のわからなさがデスクトップの縁からやってきて、瞼を閉じても点滅する光はミゾオチまで落ちてきて、僕はまた気分…

#029

力が加わってこないのは、未練がないからだと思っているけど僕は、食事をして喜んだり、クーラーの効いたショッピングモールに入るたび緩んだりしている。黙っている。 アルコール。たまにいく店に入る。坂口安吾を読んでいる人がいる。キャスターを吸ってい…